鍼灸師のお仕事&こんな方は是非!

按摩マッサージ指圧師・鍼灸師

2021/07/16

Meet Uをご利用の皆さん、こんばんは!(^^)!


運営事務局です。


梅雨も明けた様で、既に今日はとても暑かったですね( ;∀;)


 


さて今日は「鍼灸師」についてです。


どんな仕事なのか、どんな時に施術依頼をしたら良いのか、イメージ出来そうで中々出来ないのではないでしょうか。


今回は千葉県で患者さんのご自宅に訪問する形でご活躍中の鍼灸師の方にお話をお伺いしました。


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突然ですが皆さんは「はり・きゅう」というものにどんなイメージがあるでしょうか?


正直な話、


・何をしているのかわからない!


・「はり・きゅう」なんて見た事も無い!


・長くて太い鍼を身体に刺すなんて怖いわ!


という具合に考えている方も多いのではないでしょうか?


 


私自身、訪問での鍼灸マッサージの仕事をしているのですが、患者様・ご家族様・他職種の方々からよく言われます。笑


今日はそんな鍼灸に対して今までとは違う面を少しでも知って頂きたいなと思っています。


 


まずは公益社団法人日本鍼灸師会のホームページを載せておきます。


ここには「はり・きゅう」に関してかなり細かく説明されておりますので、より詳しく知りたい方はご参照下さい。


https://www.harikyu.or.jp/acupuncture/acupuncture-02/#i-4


 


本日は


①鍼灸とは?


②鍼灸師ってどんな人?


③日本の鍼灸はとってもソフト


④どんな症状の方が鍼灸師を頼れば良いか?


この4点をざっくり説明していきたいと思います。


 


①鍼灸とは?


西洋医学の補完代替医療である「伝統医学」とよばれる医療の1つです。


最近の医学・学術的研究によって作用の科学的な説明がなされるようになり、注目が高まっています。


近年の研究で明らかにされつつある鍼刺激の効果には


・血液循環の改善


・自律神経を整える


・抗ストレス作用


・鎮痛作用


等があります。


 


ここ数年、NHKの特別番組「東洋医学 ホントのチカラ」でも鍼の効果について特集される事が多くなってきました。


https://www.nhk.jp/p/toyoigaku-honto/ts/WKV4Z1715P/


 


②鍼灸師ってどんな人?


はり師、きゅう師は国家資格です。


意外に知られていませんが、ちゃんとした国家資格なんです。


3年もしくは4年間の教育を経て国家試験に合格しなければ鍼灸師になれません。


国家試験科目としては以下の科目があり、学校では各方面の勉強を義務付けられています。


基礎科目


「解剖学・生理学・医療概論・衛生学・関係法規・病理学概論・臨床医学概論・リハビリテーション医学」


専門科目


「東洋医学概論・経絡経穴概論・はり理論」


また、2018年から養成機関での臨床実習カリキュラムなど総学習時間が増えました。


西洋医学・東洋医学両方の勉強をして現場にでております。


 


③日本における鍼灸はとってもソフト


遡ること6世紀頃に大陸から伝わったとされています。


日本の鍼は髪の毛程の細さでソフト、なるべく痛みを伴わないやり方が特徴的です。


中でも江戸時代初期、杉山和一(すぎやま わいち)により管鍼法という日本独自の手法が開発されました。


現在の日本の鍼技術の基礎になっております。


上記の日本鍼灸師会HPにもっと詳しく書いてありますので、気になる方は見てみてください(^^)


 


④どんな症状の人が鍼灸師を頼れば良いか


鍼灸治療は健康保険を利用して受けられます。


(その際に、かかりつけ医の同意書が必要になります)


※これも意外に知らない方が多いのです!


●健康保険で鍼灸治療が受けられる病気と症状


1.神経痛 … 坐骨神経痛・三叉神経痛など


2.リウマチ … 慢性で各関節が腫れて痛むもの


3.腰痛症 … 慢性の腰痛


4.五十肩 … 肩の関節が痛く腕が挙がらないもの


5.頚腕症候群 … 頚から肩、腕にかけて痺れて痛むもの


6.頚椎捻挫後遺症 … むち打ち後遺症など


7.その他これらに類似する疾患など


 


西洋医学な視点では


身体の痛みや筋肉の硬さをを和らげる目的は勿論、


東洋医学の視点では


その方の生活スタイル、環境、仕事、性別、年齢、既往歴、身体各位の現状などなど様々なヒントを得て症状の要因を探ります。


古来より鍼灸治療は様々な症状に対応してきました。


近年の欧米では肩こり・ストレスや倦怠感など心と身体の問題を抱え、鍼灸を求め治療している方も多くなっています。


 


ざっくりとした説明でしたが


少し鍼灸というもののイメージが湧いてきたor変わってきたでしょうか?


これを読んで頂き選択肢が増え、役に立てる一助になれれば幸いです。


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いかがでしたか?


東洋医学、西洋医学、どちらが良い悪い・優劣ではなく、なにが自分の身体や症状に適切か。


選択肢を色々持つ事、知る事は決して損ではないと思います。


記事内に列挙されていた様な症状でお困りの方、一度「鍼灸師」の施術を受けてみることも選択肢の1つかもしれませんね。


今回ご登場頂いた先生は残念ながらMeet Uにご登録はされていませんが、皆さんの街の鍼灸師さんに是非、ご相談してみて下さいね!

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